今にもなきだしそうな歪んだ幼い顔に胸が痛んだ。
なかないで。なかないでほしい。くるしまないで、お前には笑っていきてほしいんだ。
けれど伝えたいのに多くは言葉にならなくて、どうにか頬にふれた手も濡れた血ですべってしまいうまく届かない。自業自得。俺がいままでしてきたことが、お前に俺をとどかなくさせる。
けれど。そんなことはもう、どうでもよくて。
「…行け。」
ぽろぽろと綺麗な涙を溢すお前をつきはなすように。俺はどうなってもいい、俺のことはどうでもいいから、早く、行って運命を変えて、くるしまないで生きてほしい。
お願い、だから。
ねぇ、アヤ、こいつのこと思うことですくわれるような気がするのは、くだらない勘違いだろうか。
06/07/08
ワタルと再会前のミツル(桂木
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