| 夏夜の贈り物 | 「お誕生日、おめでとう」 |
| 夏 | 「果物だったらたぶん、南米だ。」 |
| モーニング・モーニング | 「幸せになろう」 |
| つないだ手の温もりを、知る前には戻れない | 「今年ももう終わりだねえ・・・」 |
| 抜けるような青空の下で | 「ヒュルルルーと、鳶の鳴き声が聞こえた。」 |
| 緩やかに歪曲していく二直線の、 | 「きらいだよ、お前なんか。」 |
| 夕顔 | 「ごめんね」 |
| 音もとどかないほどの | 「・・・おまえの、せいだろ、」 |
| 揺らぐ僕の世界 | 「ひみつの場所、だよ」 |
| かすみのなかの眠り | 「美鶴がおそれるようなものは、やって来ないよ」 |
| ひかる星、ひとつ | 「ちりん。しゃん。」 |
| 僕がしてあげたいこと | 「美鶴はきれいだよ」 |
| うつくしいとおもわない | 「どうしてきみは、ぼくをみないの。」 |
| ゆうひかげ | 「・・・どこまでなら、いい?」 |
| アイソトープ | 「この手は繋がっているから。」 |
| 散る、散る | 「まだ、大丈夫。」 |
| あおぞら殺人事件 | 「四方八方から、ぼくを殺す。 」 |
| うたかた | 「決して美鶴を傷つけないと、知っている。」 |
| あとかた | 「跡形が消えてなくなるまで、ぼくはさがしつづける。」 |
| 水をたたえる手 | 「繋ぎとめているのは、この温かい手だ。」 |
| 少年の存在論 | 「いまなら簡単に殺せそうなくらい。」 |
| 翼をなくした少年 (1) (2) (3) (4) (5) | 「そのとき、世界は息をしていなかった。」 |
| 欲しかったのは、世界 | 「今はただこの指先の体温があれば、」 |
| 僕たちの行く手が見えるかい | 「そういうのって、運命っぽいじゃない」 |
| →僕の世界は回りだす | 「悔しいけれど、図星だ。」 |
| きみのきれいな世界 | 「歩道橋は虹の特等席なんだよ」 |
| 太陽の欠片を手に入れた | 「水滴が和紙に染みるように、滲んで零れたものだった。」 |
| 幸せのうちに目を瞑る | 「だからお願い、この手を握っていて。」 |
| カルナヴァル | 「彼が世界なのか、世界が彼なのか。」 |
| ばら色の世界 | 「蝉の大合唱が不快指数をぐいぐいとあげていく。」 |
| 背中合わせロマンス | 「せめて、この背中があたたかく心地よいうちは。 」 |
| 世界が終わる音がする | 「さよなら、という言葉が嫌いだ。」 |
| 美しい花 | 「彼の中に美しいものがある。美しい花が咲いている。」 |
| どうかぼくたちを、 | 「・・・そんな運命、間違ってる。」 |
| アイシクルユ | 「おちゃめなゴリラが小憎いあれだ。 」 |
| プリィズキスキスキスミィ | 「あとに残ったのは、無機質な鍵のしまる音だけ。 」 |
| あまいものは | 「甘いのは、なんだっただろう。 」 |
| ずるいひと | 「おいしいよ」 |
| ひめごと | 「恥ずかしい。猛烈に恥ずかしい。 」 |
| →欲望エソロジィ | 「だから、それだけで。」 |
| 君と公園とプリン | 「差し出された手の小指に、反射的に指を絡める。」 |
| 君はもういない | 「僕の体は二度目の喪失に震えた。」 |
| →例えそれが投影にすぎないとしても、 | 「くだらない勘違いだろうか。 」 |